蓮蔵院のホームページにようこそお越しくださいました。
住職の小澤宗幹と申します。
お寺とは本来、地域に密着した人々の憩いの場、救いを求める弱者救済の場、
そして文化の発信地でもありました。
その上で亡くなった方の供養を行う場でもありました。
しかしながら現在のお寺は葬儀・法事などをするための場所と認識され、
人々の日常とは縁遠い存在となってしまっています。
無宗教、無葬社会などと言われる中で自分に何ができるか、地域の活性化など皆様の幸せに繋がるような活動を考え、開かれたお寺を目指しております。
今一度お寺やお墓の在り方を考え、この時代に合ったお寺を創り上げて行きたいと思っております。
昭和53年5月17日 | 愛知県春日井市にて出生 |
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平成8年 | 名古屋大谷高校卒業 |
平成8年 | 家出(料理修行) |
平成12年 | 出家 仏道修行 |
平成12年 | 岐阜県伊深・正眼寺専門道場にて修行 |
平成14年 | 名古屋市東区・徳源寺専門道場にて修行 |
平成18年 | 蓮蔵院副住職に就任 |
平成18年 | インド・ビハール州 日本寺駐在 |
平成20年 | インドより帰国 |
平成30年 | 蓮蔵院住職に就任 |
禅宗の初祖である達磨大師は、禅の主旨を標榜するのに
「不立文字」「教外別伝」「直指人心」「見性成仏」
という4つの句で教えを示されています。
文字や言葉は、解釈する人や時代によってまったく中身も変わってしまう。だから文字や言葉をこえた禅の体験によって、釈迦の悟りを直感的に体得していくこと。
悟りとは、何事にもとらわれない澄み切った境地。ときにそれは教典をも離れる。師が弟子を導くために直接の体験として伝える「以心伝心」のこと。悟りは言葉や文字で伝えられるものではなく、直接心から心へと伝えるものであるということ。
外にばかり目を向けず自分の心をよく見つめなさいということ。もともと私たちの内には、仏の心が備わっていて、それを忘れているから迷いや葛藤が生まれる。だから答えを外に求めるのではなく、自己の内側を見つめつくせということ。
見性とは自分の本性をよく見つめれば、全ての人は仏であることを体験としてつかむことができる。また成仏とは死後の事ではなく、今生きているこの世界での人間完成を示します。
大永六年(1526年)後奈良天皇の時代に開山秀峰和尚禅師により創建されました。天文七年(1538年)に亡くなられた後、戦国時代で狼煙代わりに燃やされてしまいました。
安土桃山時代を超えて約130年の時を経て江戸時代の寛文十年(1670年)に漸く二世瑚峰和尚禅師をお迎えする事ができ現在に至ります。
宗派 | 臨済宗 妙心寺派(禅宗) |
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本山 | 妙心寺(京都花園) |
宗祖 | 臨済義玄( 〜 867年) |
開祖 | 明庵栄西(1141年 〜 1215年) |
開山 | 秀峰和尚 (大永6年 〜 1526年) 後奈良天皇時代 |
本尊 | 釈迦如来 文殊菩薩 |
経典 | 本派は釈尊の正眼地蔵を宗旨とし、無門を持って法門とするがゆえに、正法をそのまま心に頂く宗旨。特に所依の経典を定めませんが、般若心経、観音経などをお読みします。 |
教義 | 「自心仏である」釈尊の悟りの体験を自己の内に自覚、自證する事を目指し座禅を励み、どんな苦難にも挫けず常に脚下を照顧めて暮らしを正し、生かされている自分を感謝しつつ世のため人のために尽くします。 |